2024年6月、オンラインストア限定コーヒーブランド「LAHA COFFEE(ラハ コーヒー)」がオープン!
世界25カ国・100銘柄近くのスペシャルティコーヒーの中から選んだ、品質にとことんこだわり抜いたコーヒーブランド。
今回ご厚意でコーヒー豆をご提供いただいたので、実際に淹れて飲んでみた感想をレビューしました。
LAHA COFFEE
ラハ コーヒー
LAHA COFFEE
LAHA COFFEEのこだわりは、「スペシャルティコーヒー・シングルオリジン」。
世界に数あるコーヒー豆生産農園の中から、国際的な品質基準を満たしたスペシャルティコーヒーのみを厳選して取り扱っています。
スペシャルティコーヒーは、世界の流通量全体のたった5%程度しかないのだそう。驚きです。
そしてブレンドを一切しない、シングルオリジン(単一産地)のみを取り揃えており、その生産農園ならではのコーヒー豆をダイレクトに味わえるのが特徴です。
実際に商品ページには、生産農園や地区・品種・採れた標高・特長などが事細かく記載されています。
シングルオリジン、ひとつひとつの生産地を大切にしているのが感じられますね。
ちなみにブランド名の『LAHA(ラハ)』は、コーヒーの起源とされるアラビアの言葉で「仕事でも遊びでもない、人生を楽しむひとときの時間」を意味するのだそう。
コーヒーは人生の “ひととき” を彩るもの、だからこそ良いものを、良い状態で。
そんな運営者のコーヒーに対する考え方がすごく伝わってきます。
SPECIALTY SELECTION
今回ご提供いただいたのは、「マンデリン ベイビービンタン」と「イルガチェフェ イディド」。
オススメをうかがって、深煎りと浅煎り、ダークめとライトめのコーヒー豆を1つずつチョイスさせていただきました。
内容量は2つから選べて、大きい方を選ぶと箱に入って届きます。
あまり箱で届くところは見かけない気がするので、ちょっと特別感があっていいな。
なお、「豆のままの販売のみ」なので、コーヒーミルは用意しておきましょう。
・生産国:インドネシア
・品種:ティピカ(ピーベリー)
・焙煎度:フレンチロースト
・内容量:230g(箱)
・特長(抜粋):
発生確率わずか3%程度と言われるコロコロとした丸い粒のピーベリー豆のみを選別した特別なロット。
深煎りのビター感とともにまろやかな甘み、後味にハーブのような複雑で奥深い香味を持ちます。
・生産国:エチオピア
・品種:在来種
・焙煎度:ライトロースト
・内容量:100g(袋)
・特長(抜粋):
イルガチェフェ産コーヒーの中でも特別に品質の高いイディド地区生産のコーヒー銘柄です。
驚くほど爽やかで香味深く、雑味のないクリアな味わいが感じられます。
ではさっそく、テイスティングをば。
マンデリン ベイビービンタン
封を切った瞬間から、深煎りならではの芳ばしい香り。
ピーベリーのころっとした丸い粒が特徴的ですね。
ちなみにピーベリー豆とは、通常は平たい楕円形をしているコーヒー豆に対して、丸い球体のような形の豆のこと。
1つのコーヒーノキから取れる確率が数%程度とめったに採れない豆です。
この商品の生産地であるインドネシアのリントン・ニ・フタ地区などは、マンデリンの産地として有名です。
その中でもピーベリーという稀少な豆だけを選んでつくられている、レアな商品です。
どんな味がするのだろう、ワクワクします。
ペーパードリップで淹れていきます。
レシピは、LAHA COFFEEで紹介されているものを使わせていただきます。
深煎りなのでお湯は85℃前後で、じっくりと抽出。
粉がお湯に触れて香りが爆発します。いい香り!
完成!
深煎りのマンデリンらしい苦味と深み、濃厚さがあります。非常にリッチな味わいです。
苦味が強く出ながらも、嫌味のないまろやかな苦味です。
そして後味には、だんだんと甘味が際立ってくる印象です。鼻から抜けるスモーキーな香りはとても落ち着きます。
口当たりは滑らかで、かつオイリーな質感に近いような重厚な感触。
ほかのマンデリンと比べて、キャラメルっぽい芳ばしさ・奥にハーブ感を思わせる風味がしっかり残るのが特徴的かなと思いました。
心地よい、ほっとするようなコーヒーだなと感じます。
アイスでもすごくおいしそうだなと思ったので、冷やして飲んでみます。
やっぱりおいしい。ハーブっぽさがより引き立ちます。
アイスにすることで、まろやかさとほんの少し酸味・フルーティさが顔を出すようになって、いい感じ。
イルガチェフェ イディド
続いて、エチオピア イルガチェフェ イディドも淹れてみます。
封を切ってあけてみると、小ぶりでかわいらしい豆が。
このエチオピアはウォッシュド製法(水洗式)という精製方法でつくられています。
精製とは、コーヒーの実から果実を取り除き、種を得るための加工過程のことです。
ウォッシュド製法はポピュラーな手法ですが、こちらは通常1回の発酵工程のところ、2段階に分けて発行を行っているそうです。
「1回目発酵⇒水洗い⇒選別⇒2回目発酵」のプロセス。
こうすることでコーヒー豆に絶妙な変化を与え、1回のみの発酵と比べて複雑な酸味・フレーバー、雑味がなく非常にクリーンなコーヒーになるといわれています。
発酵を2回にわけることは、その分だけ過程のコントロールが複雑で難易度が上がります。
ですが、より高品質でユニークなコーヒー豆に仕上げるための重要なプロセスです。
完成。とてもきれいな琥珀色!
飲んでみると、シトラスのような、紅茶のような、爽やかでやわらかい酸味が感じられます。
ほどよいコク感がありつつも、非常にクリーンです。口当たりのまろやかさが特徴的。
温度が冷めてくると、より甘味が際立つ印象です。
浅煎りのコーヒーは冷めると尖った酸味が出てくるものもありますが、こちらはやわらかい酸味のまま、それがより引き立ってくるような味わいでした。
水出しとかにしたら、もっとフルーティなコーヒーになりそうだなぁ。
まとめ
まだオープンしたてのLAHA COFFEE、これからどんどんラインナップも増えていくはず。
個人的にとても期待しています。
銘柄の単体販売のほかにも、異なるフレーバー3種のテイスティングセットやエチオピア 精製違いセットなど、とても興味深いセット販売も行っています。
みなさんも、ぜひ試してみては。
LAHA COFFEE
ラハ コーヒー