あまり聞きなじみのないロシアンコーヒー。その名の通りロシアで親しまれている飲み方ですが、いったいどのようなものなのでしょうか。
ロシアンコーヒーとは
ロシアンコーヒーとはロシアでよく飲まれているコーヒーの飲み方のひとつで、ひとことで言えばコーヒーにウォッカと卵黄を混ぜたカクテルです。
ロシアは冬になると一面が雪に覆われ、マイナス20度以下まで気温が下がります。そんな極寒の中で体を温める手段として、コーヒーにウォッカを混ぜて飲むようになったといわれています。
いかにもロシアらしい豪快な飲み方ですが、確かに体がぽかぽかに温まりそうですね。
卵黄が入っているため栄養価も高く、現地では風邪気味のときなどにも飲まれるようです。日本でいう「たまご酒」のような位置づけなのかもしれません。
ロシアンコーヒーの材料
材料名 | 分量の目安 |
---|---|
コーヒー | 80ml |
牛乳 | 50ml |
ウォッカ | 15ml |
卵黄 | 1個 |
生クリーム | 適量 |
ウォッカの一般的なアルコール度数は40度と高めなので、あまりアルコールが得意でない方はもっと少なめ(大さじ1杯程度)にしても大丈夫です。もちろん、入れすぎにも注意してくださいね。
生クリームが入っているので砂糖なしでもおいしく飲めますが、お好みで砂糖を加えてもいいでしょう。
ウォッカを使わないレシピは、以下の項目「アレンジレシピ」で紹介していますのでご参照ください。
ロシアンコーヒーの作り方・手順
- コーヒーを淹れる
- 鍋または電子レンジで温める
- カップにコーヒー・牛乳・ウォッカ・卵黄を入れ、よく混ぜる
- 生クリームを液面に浮かべ、完成!
最後に乗せる生クリームは、お好みでホイップしてもおいしく作ることができます。ふわふわに泡立てすぎず、すこし固めの7分立てくらいにするのがポイントです。
卵黄をそのまま電子レンジで温めると破裂する危険性があるので、卵黄は必ず温めた牛乳に加えるようにしてください。
ロシアンコーヒーのアレンジレシピ
ノンアルコールのロシアンコーヒー
材料名 | 分量の目安 |
---|---|
コーヒー | 80ml |
牛乳 | 75ml |
チョコレートシロップまたは純ココア | 大さじ1 |
卵黄 | 1個 |
生クリーム | 適量 |
- コーヒーを淹れる
- 鍋または電子レンジで牛乳を温める
- カップにコーヒー・牛乳・チョコレートシロップ・卵黄を加えよく混ぜる
- 生クリームを液面に浮かべ、完成!
アルコールを使わないで飲みたい方や、お子様向けにおすすめなノンアルコール・ロシアンコーヒーのレシピです。
日本のカフェやロシア料理の専門店などでロシアンコーヒーを頼むと、こちらのロシアンコーヒーが提供されることが多いです。
チョコレート(またはココア)が入っているので「カフェモカ」とよく似ていますが、卵黄が入っているのでカフェモカよりもより濃厚な味わいを楽しむことができます。
トッピングをする
- ナツメグ
- シナモン
- ココアパウダー など
ちょっと気分を変えて飲みたい方は、ぜひスパイスやハーブをトッピングをしてみてください。
よりスパイシーで大人な雰囲気を味わいたいならナツメグやシナモン、ビターな甘味をプラスしたいならココアパウダーなどがおすすめです。生クリームの上に軽く乗せれば、見た目もおしゃれになりますね。
寒い冬におすすめのコーヒー
ロシアンコーヒーはコーヒーとウォッカの相乗効果で、心も体もぽかぽかに温まります。特に寒い冬にはぜひ試してみたい飲み方ですね。
ロシアではあまり飲まれませんが、冷たいアイスコーヒーで作る「アイスロシアンコーヒー」もいいかもしれませんね!