いざアイスコーヒーを作ろうにも、お湯を沸かして、コーヒーを淹れて、氷で冷やして…と時間も手間もかかるし、面倒くさいと思ってしまいますよね。
おすすめなのが、家庭にあるポットやピッチャーを使って作る水出しコーヒーです。簡単かつお手軽にアイスコーヒーを作る方法をまとめました。
家庭用ポットで作る水出しコーヒーの特徴
水出しコーヒーはコールドブリューとも呼ばれ、その名前の通り水で抽出したコーヒーを指します。
家庭にあるポットやピッチャーを使って作る水出しコーヒーは、コーヒー豆を水に浸けこんでゆっくりと時間をかけながら抽出していく方法をとるため、お湯で淹れた後に氷などで冷やして作るアイスコーヒーに比べ柔らかな口当たりになります。
苦味の角が取れた味わいになるほか、酸化しにくいため冷蔵庫での保存がきくという特徴があります。
水出しコーヒーの下準備
準備するもの
- ポットやピッチャー
- 挽いたコーヒー豆
- 水
- 茶葉を入れるパック
麦茶を水出しする際に使うようなポットやピッチャーを使って、簡単に水出しコーヒーを抽出していきます。
水の中にそのままコーヒー豆を入れると粉っぽくなって飲みずらいので、お茶を作るときに茶葉を入れたり、だしを取る用のパックにコーヒー豆を入れて使います。
コーヒー豆の分量は、水1Lあたり80~100gがおすすめです。多ければ多いほど濃く抽出されますので、お好みで調整してみてください。
適したコーヒー豆の焙煎度合い・挽き方
焙煎度合い | 中深~極深煎り |
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粒度(挽きの細かさ) | 細~中挽き |
アイスで味わうコーヒーは酸味が際立ちすぎてしまう特徴があるため、酸味の少ない焙煎度合いである「中深煎り(フルシティロースト)以上」がおすすめです。
豆の挽き方は、細かいほど味が濃く抽出される「細~中挽き」が適していますよ。
水出しコーヒーに適した豆は、アイスコーヒー用の豆とほぼ同じです。
購入時に豆の種類や挽き方に迷ってしまったら、店員さんに「アイスコーヒー用の豆で」と注文すれば、おすすめの豆を選んでくれるはずです。
水出しコーヒーの作り方
パックにコーヒー豆を入れ、水を注ぐ
お茶パックにコーヒー豆を入れます。お茶パックのサイズが小さい場合は、小分けにして複数個用意しても問題ありません。
コーヒー豆が漏れ出さないようにしっかり封をしたら、ポットやピッチャーにパックを入れ、その上から水をポットいっぱいまで静かに注ぎます。
パックが水の上にぷかぷかと浮いた状態だとうまく抽出できないことがあるので、スプーンなどで水の中に軽く押し込み、豆全体に水が届くようにしましょう。
8時間程度放置する
ポットのふたを閉め、コーヒーが抽出されるのを8時間程度じっくりと待ちます。
抽出時間が長いほど味や色味は濃くなっていきますが、あまり放置しすぎると雑味やエグみなども出てしまう可能性がありますので注意してくださいね。
抽出時間は水の温度によって変化します。冷蔵庫に入れて抽出する場合は常温時に比べて時間がかかります。
パックを取り出して完成
十分抽出できたら、必ずパックを取り出して保管してください。
パックを入れたままだとその間もどんどん抽出されてしまい、濃くなりすぎたり、雑味やエグみが出てしまったりしておいしくなくなってしまいます。
もしコーヒー液が粉っぽい場合は、飲む前にドリップ用のフィルターなどでこすと解決します。
お金をかけずに水出しコーヒーを楽しむ
家庭にあるポットやピッチャーをつかえば、専用器具をわざわざ用意しなくても水出しコーヒーを抽出することができます。
難しい抽出手順や経験も必要ないため、お手軽に作れる方法です。ぜひお試しくださいね。