Makuakeや各種メディアでも話題になっている新感覚のコーヒードリッパー「palatti(パラティ)」。
3種類のバリエーションが用意されたセットで、本体×ベース×ペーパーフィルターの組み合わせで、11通りもの淹れ方ができるというから驚き。
この度palattiの正規代理店であるEZLIFE様より商品提供をいただきましたので、このpalattiの特徴や、どんな点がコーヒー好きの心をくすぐるのかを見ていきましょう。

palatti
パラティ
palatti – パラティ

「味をデザインする新体験」というコンセプトでつくられた、形が違う3種類のドリッパーセット。
palattiの大きな特長は、ドリッパー・ベース・ペーパーフィルターが自由に組み替えられること。
その組み方次第で、抽出や味のコントロールができるという代物です。
3種類のデザイン「Terra・Dune・Mist」
palattiには3種類のドリッパーがあり、それぞれ自然のイメージから着想を得て名付けられています。
まず名前と見た目がおしゃれ。その名を体現するようなリブの形状・抽出イメージになっています。

Mist(霧) | – 画像右 –– Dune(砂丘) | 画像中央 –Terra(大地) | – 画像左 –|
味の特徴 | すっきり | バランス | しっかり |
フィルター | ウェーブ or 円錐 | ウェーブ | 台形 |
リブの形状 | スパイラルリブ | 横に 波打つようなリブ | 縦に落ちる 高めのストレートリブ |
フィルター 底穴の形状 | 大きな1つ穴 | 大きな1つ穴 | 細長い1つ穴 |
ベース 底穴の形状 | 大きな1つ穴 | 5つ穴 | 特殊な形状の3つ穴 |
見た印象、
『Terra』は穴が小さく、お湯をしっかりと溜められる構造なので、メリタ1つ穴とカリタ3つ穴の中間くらいな感じかな?
『Dune』は横向きのリブが特徴で、あまり見かけない形状。
『Mist』は螺旋リブがまさにハリオV60っぽく、一番速くお湯が流れそう。
味の特徴に記載の通り、どれも全く異なる抽出ができそうですね。
フィルターのリブ・底穴の形状が違うのはそうなんですが、なんとフィルターとベースが別々(セパレート)になっており、さらにベースの底穴も1つずつ異なっています。
ベースってあくまでドリッパーを支える台なのかなと思っており、「ベースで味が変わるってどういうこと?」と思っていましたが、
ベースの穴のサイズでも抽出速度を調整できる(穴が大きいと早く抽出でき、小さいと少しお湯をため込むようにゆっくり抽出できる)ということみたいですね。なるほど、ベースすらも味をコントロールするのに使うなんて、斬新だ!
なのでどのパーツを上に・下に使うか&どのペーパーフィルターを使うかで、抽出速度や味の出方をコントロールすることができるというわけですね。

11通りの組み合わせ・抽出パターン


3種の本体×3種のベース部分×3種のフィルターで11通りの組み合わせができる、とのこと。
3×3×3=27通りなのでは?と思いましたが、一部組み合わせできないものもあるようです。
(台形の『Terra』は台形のフィルターのみ使える/『Mist』のベース装着時のみ円錐フィルターが使える)
チャートを見ながら、「今日はこの気分だなー」と選びながら自由に抽出をコントロールできるのは、とてもおもしろいですね。いろいろ試せて、同じ豆でも微調整できるので、飽きない。
まさにコーヒーラバーの遊び心を刺激するドリッパーといえます。
もちろん、「いろいろなドリッパーを試してみたい!」という入門者にも、これさえあればいろいろなドリッパーをかき集めて買わなくても済んじゃいますね。
スタンド&サーバー・ペーパーフィルター付き

Makuakeのセット販売には、高さ調節可能なスタンドと、おしゃれなサーバー付き。
スタンドって、テンション上がりますよね。

台形・円錐形・ウェーブフィルター3種もセットで付いてくるのも、大変ありがたいです。
コーヒーを淹れてみる!

ではさっそく、コーヒーを淹れてみます。
どれを使ってみようかな…。この選ぶ時間も楽しい。

まずは、細長い1つ穴が気になったので、『Terra』のドリッパー×ベースを使ってみます。
チャートでいうと、最も苦味・コクが出る組み合わせ。

台形フィルターをセット。コーヒー豆とお湯を用意して、抽出スタート。
やはりメリタ1つ穴と、カリタ3つ穴の中間くらいの抽出スピードで、ドリッパー内部にある程度お湯を溜めながら、ゆっくりしっかりと抽出されていきます。

お湯の落ち方はまるで2つ穴。初めて見ますね、この出方。楽しいですね。

完成。
『Terra』の組み合わせはチャートの示す通り、苦味とコクがしっかりと出ている、飲みごたえのあるコーヒーになったと感じます。かといって雑味はなく、クリアな味わい。
もっと抽出速度の速いハリオV60で淹れたときよりもコク・濃さを感じるので、まさにドリッパーの力だと思いました。
おぉー、ここまで味が変わるのか!おもしろい!

次に『Dune』のドリッパー×フィルター×ウェーブフィルターもチャレンジ。
先ほどの『Terra』よりも、少し抽出時間が早く、味わいもより軽やかな印象になった気がします。いいですね!
次はどの組み合わせで淹れてみようか…!
まとめ

これ、ずっと遊べるドリッパーですね。何回か使っていますが、まだまだすべての組み合わせを試しきれていないです。
ハリオっぽい淹れ方も、カリタ・メリタっぽい淹れ方もいろいろ楽しめるし、そのハイブリット的な淹れ方だったり、まったく違う淹れ方だったりもできて、まさに遊び心を刺激するドリッパーだと思います。
気分に合わせてコントロールできるのはもちろん、偶然選んだ組み合わせで「あっこんな味になるのか!好き!」とかの出会いを見つけるのも楽しそうですね。
しいて言えば、個別のドリッパーごとのおすすめの・スタンダードな淹れ方なんかもあると、どうすればよいか迷ってしまいがちなコーヒー入門者には親切になるかなと。自由ゆえの迷いってありますからね。
使っていておもしろいし、もちろんおいしいコーヒーが淹れられるドリッパーセットでおすすめです。

palatti
パラティ