アタラシイものや体験の応援購入サービス『Makuake』から、画期的なドリッパー「ステッドファスト(Steadfast)」が登場。
ステンレス × 本革の洗練されたデザインと、安定した抽出コントロールが両立した、おしゃれながらも高機能なドリッパーです。
今回は一足先にお借りすることができましたので、使用感をレビューしました。
ステッドファストドリッパー
- サイズ:114 x 80 x 110mm
- 重量:138g(カバー含む:174g)
- 素材:ドリッパー…ステンレススチール、ホルダー…天然牛革
ステンレス × 本革カバーの洗練デザイン
ステッドファストドリッパーの大きな特徴はなんといっても、このシンプルで無骨なステンレス製ドリッパーと、温かみのある本革製カバー。
インダストリアルな雰囲気とクラシカルな質感が絶妙に調和した、本格的なデザインが印象的です。余計な装飾がないのも、これまた粋なところ。
ひと目で分かる、このおしゃれさ。Steadfastの刻印と、ステンレス部分に映り込む本革のステッチ。たまらない。
これは使っていないときでも、インテリアとして間違いなく映えますね。
本革カバーの中には断熱材が入っていて、しっかりとしたつくりになっています。
ステンレス製のものは、ドリップした後は火傷しそうなほどに熱くなってしまいがちですが、カバーがあることで持ち手になり、取り扱いが簡単に。
カバーはマグネット式で、取り外し可能。
ドリッパーの使用後は、外して洗うことができます。
抽出温度が下がらない
ステンレス × 本革カバーの組み合わせは、おしゃれなだけではありません。
「初心者でも簡単にいつでもおいしいコーヒーを淹れられる」のコンセプト通り、素材から形状まで徹底的に考え抜かれたものとなっています。
まずドリッパー部分のステンレスは、高い熱伝導率で抽出時の温度を一定に保つことができるというメリットがあります。
さらに、断熱材の入ったレザーカバーで覆うことにより保温性をグッと高め、「お湯の温度が下がることなく」コーヒーを抽出することができるようになっています。
従来のステンレスドリッパーは、高い熱伝導率は知られていましたが、一方で温度が冷めやすいというデメリットがありました。まさに「熱しやすく、冷めやすい」というもの。
このドリッパーは、そんなステンレスの短所を保温性の高い本革でカバーすることで、ステンレスの長所だけを生かした構造になっています。
つまり狙った温度でコーヒーを抽出できるので、毎回同じ味のコーヒーが淹れられるということが可能なのです。
抽出速度を一定に保つ「1つ穴・台形」
さらにこのステッドファストドリッパーは、「1つ穴・台形」の形状が採用されています。
形としては、メリタのドリッパーに近い感じ。
1つ穴はドリッパーから抽出される速度が一定になるため、注ぐお湯の量や速度に左右されにくいというメリットがあります。
おいしいコーヒーを淹れるためには「抽出時間を一定にする」ことが重要。それをドリッパーがコントロールしてくれるので、初心者の方でも難しく考えることなく、お湯を注ぐだけで安定したおいしいコーヒーが淹れられます。
●メリタとの比較
同じ「1つ穴・台形」のメリタと比べると、ステッドファストドリッパーの方がわずかに穴のサイズが大きくなっています。
単純な見た目の比較ですが、お湯が流れ出るスピードはステッドファストドリッパーに軍配が上がりそう。
また内側のリブ(溝の部分)も若干異なり、ステッドファストドリッパーはリブの長さがフチの方まで長く伸びており、本数も多めになっています。
また側面の傾斜は、ステッドファストドリッパーの方は底部が少し平らになっており、お湯がしっかりと溜まりやすい印象。
ドリッパー内のお湯の流れをよくしたうえ、湯だまりを作りやすくしてコーヒーの成分をしっかりとお湯に移してから抽出できるような工夫がみられます。
コーヒーを淹れてみる
さっそくステッドファストドリッパーを使って、コーヒーを淹れてみます。
台形のドリッパーなので、ペーパーフィルターは同じ形状の「メリタ・カリタ」のものが合います。
今回は、カリタの純正ペーパーフィルターを使います。
メーカー推奨のコーヒー豆の使用量を参考に、今回は2杯抽出(豆20g・抽出量300ml)でドリップしてみます。
ペーパーフィルターをセット
ペーパーの圧着部分を折っていきます。
ドリッパーの底が少しフラットになっているので、ペーパーの角の部分を少し潰してあげるとフィットしやすくなります。
こんな感じ。
お湯を注いでドリッパーを予熱
ペーパーをセットしたら、ドリッパーの予熱とペーパーをドリッパーに密着させるため、お湯をかけていきます。
コーヒー粉20gを入れたら、平らにならして準備完了。
サーバーに残ったお湯は、あらかじめ捨てておいてください。
4~5回に分けてお湯を注いでいく
まずは、コーヒー粉全体が湿るくらいのお湯を注いで、「蒸らし」を行います。
お湯を含むとガスが抜けていき、ふっくらと膨らんでいきます。もうこれ以上膨らまない段階まで待機したら、蒸らしは完了です。
次に、4~5回に分けてお湯を注いでいきます。
粉全体がお湯でいっぱいになるくらいまで注いたらストップし、そのお湯がだんだんと抜けてくぼみができてきたら、さらにお湯を追加していきます。
上の画像くらいまでお湯が抜けてきたら、お湯を注いでいきます。
それを繰り返して、目標の抽出量になったら、ドリップ完了。
ドリッパーの下からは一定のスピードでお湯が流れ出ていくので、ある程度お湯を注ぎすぎてしまったり、逆に少なかったりしてもドリッパーがすべてコントロールしてくれます。
完成
カップに注いで、完成!
コーヒー豆の味わいを存分に感じられる、おいしいコーヒーが淹れられました。
ステッドファストドリッパーで何回かドリップしてみましたが、抽出のブレが少なく、確かに安定したコーヒーが淹れられる印象です。
抽出後は本革カバー部分を持って取り外しができるので、手が熱くならず便利。
一般的なドリッパーには大体ついている”持ち手”がないので、少し不便かな?と思っていましたが、なくても全く困らないほどの取り回しのよさです。
まとめ
ステッドファストドリッパーは、デザイン・機能性のどちらも申し分なしの、とても使いやすいドリッパーです。
- コーヒー入門者
- 毎回安定したコーヒーを抽出したい
- 味だけでなく、インテリアとしてもこだわりたい
- アウトドアシーンでもコーヒーを楽しみたい
といった方に、特におすすめ。
「抽出技術に左右されず、コーヒー豆の味を楽しめる」というところはメリットなので、中級者以上の方にも活用いただけるんじゃないかと思います。
おうちコーヒーのクオリティアップに、みなさんもぜひ試してみては。