クリーミングパウダーはどれを買うべき?原材料・成分・価格を比較してみた

シュガー・ミルク

今回はAmazonやコンビニなどで購入できるクリーミングパウダーのうち、有名なメーカーが販売している商品7つをピックアップして比較してみました。

果たして同じクリーミングパウダーでも、原材料やエネルギーに違いはあるのでしょうか。はたまた、どのくらい価格に差があるのでしょうか。




そもそも、クリーミングパウダーとは

クリーミングパウダーとは、食品や飲料に入れてミルク感やクリーミーさをプラスできる白い粉末のことです。

クリーミングパウダーといわれてピンとこない方は、マリームやブライト、クリープという商品名ならば聞きなじみがあるかもしれません。

コーヒーや紅茶にミルクを加えたいときに重宝するクリーミングパウダーですが、商品によっては100%ミルク(乳)から作られているわけではないという事実があります。

その点も踏まえて、以下の比較表をご覧ください。

 

各メーカーのクリーミングパウダー比較表

メーカー・商品名 主原料 エネルギー 脂質 スプーン1杯
あたりの価格
AGF
マリーム
水あめ、
植物油脂
16kcal 0.95g 約3.3円
ネスレ
ブライト
コーンシロップ、
植物油脂
17kcal 1.1g 約3.5円
森永乳業
クリープ
乳製品、乳糖 15kcal 0.8g 約6.8円
UCC
コーヒークリーミーカフェプラス
デキストリン、
植物性脂肪
16kcal 1.0g 約11.5円
カルディ
クリーミーシュガーパウダー
砂糖、
デキストリン、
植物油脂
13.2kcal 0.4g 約4.9円
セブンプレミアム
まろやかクリーミングパウダー
デキストリン、
植物油脂
17kcal 1.0g 約2.1円
トップバリュ
クリーミーパウダー
デキストリン、
植物油脂
16kcal 1.0g 約2.1円

※スプーン1杯3gあたり

各メーカーのクリーミングパウダーの主原料、エネルギー(カロリー)などをまとめた表がこちらです。見比べてみると、商品によってかなり差があることがわかります。

例えば主原料をみてみると、乳製品のみでできているのは森永乳業のクリープのみで、他5商品は乳製品ではなく植物油脂などでできていることがわかります。

油と水あめなどでできているのにミルク風味を感じるなんて、不思議ですよね。以下で商品ごとの原材料表を紹介していますが、調整剤や香料で風味付けしているようです。

スプーン1杯あたりのカロリーと脂質は、カルディのクリーミーシュガーパウダーが最も低いということがわかりました。1使用あたりの価格が最も安いのが、MJBのクリーミーパウダーです。

それでは、商品ごとの特徴や原材料からわかることを詳しく見ていきましょう。

 

AGF マリーム

原材料 水あめ、植物油脂、食塩、乳等を主要原料とする食品 / pH調整剤、乳たん白、乳化剤、香料(乳由来)、カラメル色素
エネルギー 16kcal
栄養成分 たんぱく質:0.04g
脂質:0.95g
炭水化物:1.8g
食塩相当量:0.06g
カリウム:11mg
リン:12mg
賞味期限 25ヶ月
価格 287円(260g)
スプーン1杯
あたりの価格
約3.3円

※スプーン1杯3gあたり
参考:味の素AGFホームページAmazon

白いパッケージでおなじみの、味の素AGFが販売する「マリーム」。原材料表を見るとわかる通り、マリームは水あめと植物油脂を中心に構成されています。

普通なら分離してしまう水と油(植物油脂)ですが、乳化剤を加えることできれいに混ぜあわせることができます(乳化)。乳化した液体は白く濁り、まるでミルクのような見た目になります。

そこに食塩や香料などを加え、味や香りを調整することによってマリームはできているようですね。

購入する(袋タイプ)

 

ネスレ ブライト

原材料 コーンシロップ、植物油脂、砂糖、カゼイン(乳由来)、PH調整剤、乳化剤、酸化ケイ素、香料、クチナシ色素
エネルギー 17kcal
栄養成分 たんぱく質:0.04g
脂質:1.1g
炭水化物:1.7g
ナトリウム:21mg
賞味期限 30ヶ月
価格 345円(300g)
スプーン1杯
あたりの価格
約3.5円

※スプーン1杯3gあたり
参考:ネスレホームページAmazon

ネスレの「ブライト」もマリームと同様、コーンシロップと植物油脂を乳化させて製造されているようです。

マリームに比べてエネルギー、脂質ともにわずかに高めですが、炭水化物は少なめになっています。

ちなみに、酸化ケイ素は粉末が湿気ってダマになるのを防ぐ吸湿剤の役割を持ちます。天然に広く分布していて人間の体にも微量ながら存在しています。摂取しても吸収されずにそのまま出ていくため、毒性はありません。

購入する(ボトルタイプ)

購入する(袋タイプ)

 

森永乳業 クリープ

原材料 乳製品、乳糖
エネルギー 15kcal
栄養成分 たんぱく質:0.2g
脂質:0.8g
炭水化物:1.8g
ナトリウム:12mg
賞味期限 15ヶ月
価格 598円(265g)
スプーン1杯あたりの価格 約6.8円

※スプーン1杯3gあたり
参考:森永乳業ホームページAmazon

森永乳業が取り扱う「クリープ」は、マリームやブライトとは異なり乳製品のみでできています。メーカーのブランドサイトによると「日本で唯一、ミルクから生まれた成分を原料にした粉末クリーム」であるとのこと。

乳化により「ミルクっぱく」しているわけではないため、風味づけや成分調整のための香料・食塩・pH調整剤などが添加されていません。添加物が気になる方にとっては、かなり安心ですね。

スプーン1杯あたり約6.8円と、他のクリーミングパウダーに比べて2倍程度の価格です。ミルク由来の原料を使用していることから、やはり割高になってしまいます。

クリープについては、以下の記事でも詳しくまとめています。

>>クリープってなにでできているの?成分やカロリー、体に悪いのか

購入する(ボトルタイプ)

購入する(袋タイプ)

 

UCC コーヒークリーミーカフェプラス

原材料 デキストリン、植物性脂肪、乳糖、脱脂粉乳、カゼインNa、リン酸K、乳化剤
エネルギー 16kcal
栄養成分 たんぱく質:0.1g
脂質:1.0g
炭水化物:1.7g
ナトリウム : 2.1mg
賞味期限 18ヶ月
価格 460円(3g×40包)
スプーン1杯あたりの価格 約11.5円

※スプーン1杯3gあたり
参考:UCCホームページAmazon

デキストリンとは、ジャガイモやトウモロコシなどに含まれるデンプンを細かく分解したものです。ちょっと怪しそうな名前ですが、ただの炭水化物であるため全くの無害です。

乳由来のクリープとは異なり、植物性脂肪でできています。乳糖や脱脂粉乳など乳由来の原料も使用されていますが、それよりもデキストリンや植物性脂肪の方が多く含まれていることから、あくまでも味付けをするための使用だと考えられます。

スプーン1杯あたりの価格が約11.5円と、他のクリーミングパウダーに比べて割高です。これは1回分(3g)ずつ個包装されているコストが関係しているのかもしれません。

※原材料表は原則として含有割合の最も多い順で記載する決まりがあります。

購入する(スティックタイプ)

 

カルディ クリーミーシュガーパウダー

原材料 砂糖、デキストリン、植物油脂、乳糖、脱脂粉乳、カゼインNa、pH調整剤、乳化剤
エネルギー 13.2kcal
栄養成分 たんぱく質:0.06g
脂質:0.4g
炭水化物:2.6g
ナトリウム:1mg
価格 970円(600g)
スプーン1杯あたりの価格 約4.9円

※スプーン1杯3gあたり
参考:カルディホームページAmazon

カルディが販売する「クリーミーシュガーパウダー」はミルクと砂糖をブレンドしているので、これ1つあれば砂糖とミルクを別々に用意する必要はありません。

砂糖が入っているにも関わらず、スプーン1杯あたりのエネルギーは他のクリーミングパウダーよりも低めです。価格も特別に高いわけではないため、かなりコスパがいい商品です。ただやはり炭水化物量が少し多めです。

砂糖とミルクを同時に入れられるので手間が省ける分、「甘さを少なくしたい」「ミルク感をもっと強くしたい」などそれぞれの量を調節できないのがデメリットです。増やす分には個別に加えればいいですが、減らすのは困難です。

購入する(袋タイプ)

 

セブンプレミアム まろやかクリーミングパウダー

原材料 デキストリン、植物油脂、脱脂粉乳、乳たんぱく、pH調整剤、炭酸Ca、香料、カラメル色素(一部に乳製品を含む)
エネルギー 17kcal
栄養成分 たんぱく質:0.1g
脂質:1.0g
炭水化物:1.8g
カルシウム:9mg
賞味期限 12ヶ月
価格 278円(400g)
スプーン1杯あたりの価格 約2.1円

※スプーン1杯3gあたり
参考:イトーヨーカドー ネット通販

セブンプレミアムは、セブン&アイグループが独自に開発・販売しているプライベートブランドです。同商品はセブン&アイグループに属しているセブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武などで購入可能です。

400gで278円(税込)と、非常に低価格です。スプーン1杯あたりの価格で見れば、他の商品の約半額の約2.1円。広告費や人件費などのコストを抑えられるというプライベートブランド最大のメリットを遺憾なく発揮しています。

この商品ならではの特徴は、カルシウムが入っていることです。食事だけでは不足しがちなカルシウムを補えるのはうれしいポイントですね。

購入する(袋タイプ)

 

トップバリュ クリーミーパウダー

原材料 デキストリン、植物油脂、脱脂粉乳、乳たん白/pH調整剤、乳化剤
エネルギー 16kcal
栄養成分 たんぱく質:0.1g
脂質:1.0g
炭水化物:1.7g
食塩相当量:0.04g
価格 278円(400g)
スプーン1杯あたりの価格 約2.1円

※スプーン1杯3gあたり
参考:トップバリュ

イオンのプライベートブランド、トップバリュが取り扱うクリーミングパウダーです。セブンプレミアムと同様、非常に安くコスパがいいのが魅力的です。

少々気になるのが、原材料のデキストリンに「遺伝子組換え不分別 (遺伝子組換えとうもろこしが含まれる可能性があります。)」という表記があることです。

多くの公的組織や化学団体が「遺伝子組み換え作物は従来の作物と同様に安全であり、健康に影響を及ぼすことはない」と報告しているため安全性は高いですが、やはり気になる方は避けた方が好ましいでしょう。

購入する(袋タイプ)

 

まとめ:どれがおすすめ?

メーカー・商品名 主原料 エネルギー 脂質 スプーン1杯
あたりの価格
AGF
マリーム
水あめ、
植物油脂
16kcal 0.95g 約3.3円
ネスレ
ブライト
コーンシロップ、
植物油脂
17kcal 1.1g 約3.5円
森永乳業
クリープ
乳製品、乳糖 15kcal 0.8g 約6.8円
UCC
コーヒークリーミーカフェプラス
デキストリン、
植物性脂肪
16kcal 1.0g 約11.5円
カルディ
クリーミーシュガーパウダー
砂糖、
デキストリン、
植物油脂
13.2kcal 0.4g 約4.9円
セブンプレミアム
まろやかクリーミングパウダー
デキストリン、
植物油脂
17kcal 1.0g 約2.1円
トップバリュ
クリーミーパウダー
デキストリン、
植物油脂
16kcal 1.0g 約2.1円

※スプーン1杯3gあたり

乳由来は「クリープ」だけ

唯一乳由来の原材料だけでできているのは、森永乳業のクリープです。原材料は乳製品、乳糖のみのシンプルな構成、香料や調整剤などの添加物は一切記載されていません。

完全乳由来であるため価格が少々高めですが、無添加を選びたい方はクリープを選ぶのがおすすめです。

また、植物油を加工する際にトランス脂肪酸という成分が生じます。諸外国の研究によると、トランス脂肪酸の過剰摂取により心筋梗塞などの心臓疾患や肥満、アレルギー性疾患と関係がある可能性が高いとされています

ただしこれらの結果は日本人よりも多くトランス脂肪酸を摂取している外国人のデータであり、日本人の平均的な摂取量における疾患との関連は明らかになっていません。

つまり、クリーミングパウダーをそのままもぐもぐ食べるのはともかく、コーヒーに加える程度の使用なら悪影響はないと考えられる、ということです。

とはいっても100%疾患リスクはないとはいえないのが現状。少しでも気になる場合は、トランス脂肪酸の含まれていないクリープを選ぶべきでしょう。

※トランス脂肪酸に関するQ&A|厚生労働省

低カロリー・低脂質で選ぶなら「カルディ」

スプーン1杯あたりのカロリーと脂質が最も低かったのが、意外にも砂糖入りのカルディ クリーミーシュガーパウダー

他商品と比べてカロリーは約3kcal少なく、脂質は約半分です。

スプーン1杯程度の比較なのであまり大きな差はないかもしれませんが、1日にクリーミングパウダーを多く使う人などはある程度の差は出てくると思われます。

とにかくカロリーや脂質を抑えたい!という方は、カルディのクリーミーシュガーパウダーがおすすめ。

低価格で選ぶなら「セブンプレミアム、トップバリュ」

スプーン1杯あたりの価格が最も安いのはセブンプレミアムのクリーミングパウダートップバリュのクリーミーパウダーです。

マリームやブライトと比べると約1円、クリープと比べると約4円もの差があります。日頃から頻繁に利用する機会の多いクリーミングパウダーだからこそ、この差はかなり大きめです。

安さを重視したい方は、セブンプレミアム、トップバリュがおすすめです。