HAGOOGI(ハゴオギ)から、2024年最新の電気ケトルが登場。
家庭用電気製品に定評のある同社だからこその、ドリップに特化した機能とデザインにこだわった高級モデル。
今回ご厚意でご提供いただいたので、実際に使ってみた使用感をまとめました。
毎日3回以上ドリップする筆者が1週間使ってみた感想ですが、率直に「すごく使いやすい」。
他社の類似製品や従来モデルと比較しても、使いやすさ注ぎやすさは抜群。これとてもいいです。
ちょっと気になるところもまとめています。
HAGOOGI ドリップケトル1.0L
HAGOOGI
HAGOOGI 電気ケトル (2024限定版)
- 40℃~99℃の間で1℃刻みで温度調整可能
- 1Lの大容量&1200Wのハイパワー
- サイレントモード・ドリップタイマー機能付き
- 持ちやすく、真下に注げるデザイン
このケトルの主な特徴はこんな感じ。
最新モデルということもあり、同価格帯の類似製品が標準的に持っている機能はもちろんありつつ、それらの各機能を「アップグレードしてもう1段階使い勝手がよくなった」ような印象です。
40℃~99℃の間で1℃刻みで温度調整可能
60℃から温度調整可能というモデルは多いけど、40℃という低い温度から1度単位で設定できる電気ケトルはあまりないと思います。
玉露や粉ミルクを溶かすとき、またピザやパン作りなんかにも。40~50℃のお湯はなにかと使い道が多いんです。
ちなみに操作パネルのボタンは大きく分けて4つ、タッチパネルではなく、カチカチッと押す物理ボタンタイプ。
「沸騰ボタン」を押す、または「温度設定ボタン」で設定すれば自動的にあたためが始まります。
シンプルで直感的に使いやすいです。
また保温ボタンはなく、40℃~99℃の間で設定温度になると自動で2時間保温してくれます。
1Lの大容量&1200Wのハイパワー
他社製品だと0.6~0.8リットルの容量が多い中、HAGOOGIのこのケトルは最大1リットルまで沸かすことができて大容量。
ことドリップならそこまでの容量は不要かもしれませんが、ケトルの役割はコーヒーを淹れることだけではないので、容量は多いに越したことはない、というのが個人的な感想です。
(0.6リットルだとカップ麺2つ作るのにギリギリなんですよね…^^;)
さらに1200Wのハイパワーなので、お湯がすぐ沸きます。公式によるとカップ1杯分(200ml)なら60秒で沸きます。
スピーディにお湯が沸かせるのはメリットでしかありません。
持ちやすくて、真下に注げるデザイン
見た目のおしゃれさもさることながら、このハンドルが握りやすくて安定して注ぎやすい。
木製でハンドルが熱くなりづらいので、沸騰したての熱湯でも気にせず扱えます。
ふたの持ち手部分も木製になっているのは、さすがの設計だなという印象。
ここがプラスチックになっている製品が多くて、よく「熱っ」てなっていたので…。
ちょっとわかりづらいですが、上の写真のようにぎゅっと握りこんでケトルを持ち上げることができるので、1リットルの重さでも比較的疲れづらく、取り回しがとてもいいなと感じます。
この親指のホールドが、しっくりくるんです。
そして注ぎ口はグースネック型という形状になっています。
これは真下に注ぎやすく、細くも太めにも注ぐことができるというメリットがあり、コーヒーをドリップするのに適しています。
狙ったところにお湯を落としやすく、湯量も思い通りにコントロールしやすい。
サイレントモード・ドリップタイマー機能付き
個人的に「これは意外と便利!」と思ったのが、設定するとボタン音や沸騰時のお知らせ音がしなくなるサイレントモードに設定できること。
ケトルに限らず、機械のブザー音は思ったより響くので、特に朝や深夜の時間にお湯を沸かそうと思ったときに気になる・気を遣うこともしばしば。
サイレントモードにしておけば気にせず使えるので、人によってはすごくありがたい機能だなと思います。
さらに、電源ベースからケトルを外すと、ディスプレイの表示がタイマーになり秒数を計測可能。
このケトルさえあれば、タイマー付きのドリップスケールじゃなく普通のスケールでもドリップできるようになります。
実際にコーヒーを淹れてみた感想
率直に「とても注ぎやすくて狙ったところにピンポイントでお湯を落とせる」ことに驚きました。
これまで山善やカリタなどの電気ケトルを試してきましたが、それらよりも取り回しは良いように感じています。
やっぱり持ち手がしっかりしているので、すごく安定します。
そして何より、おしゃれなデザインだと気分があがりますね。
少し気になったところを挙げるとすれば、注ぎ口の形状上コーヒーの粉面ギリギリでのドリップがしづらいこと。
上の写真のように、注ぎ口がS字型のケトルと比べて少し距離があります。
(どちらもドリッパーに当たるギリギリまで近づけて淹れています。)
粉面と注ぎ口の距離が遠いと、注ぐお湯に勢いがつくので、1投目で粉が飛び散ってしまうこともあります。
そのためなるべく粉面に近づけて、そっとお湯を落とせる方がコントロールしやすいかなと思っています。
もちろんすごくデメリットではないですし、しばらく使って粉が暴れることもありませんでしたので、普段使いで気にするほどではないかなとも思います。
ドリッパーの形状や粉の量を変えればさほど問題にはなりませんですしね。
今回ご紹介したHAGOOGIの最新版ドリップケトル、1週間使ってみましたが、機能と取り回しの良さは、申し分なしのクオリティです。
10,000円台の電気ドリップケトルのなかでは頭ひとつ抜きんでている印象。初心者の方も買い換えたいと思っている方も、これを選んでおけばまず間違いないかなという印象です。デザインも秀逸ですしね。
HAGOOGI ドリップケトル1.0L
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