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【レビュー】カリタ コーヒーミル KH-3は初めての手挽きにおすすめ

記事内にプロモーションを含む場合があります。

コーヒーをよりおいしく味わうためには、飲む直前に豆を挽くことが重要です。

「家庭でコーヒー豆を挽くところから始めてみたい」と考えている方におすすめなのが、カリタ(Kalita)の手動コーヒーミル「KH-3」

買い求めやすい価格と使いやすさ、そしてインテリアとしても上質な見た目の本製品は、本格的なコーヒーライフの第一歩として有用です。

この記事では、そんなコーヒーミル KH-3の特徴と、実際に使ってみた使用感などをまとめました。

 

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カリタ KH-3の特徴

サイズ 170×85×210 mm
重量 610 g
容量 ホッパー(挽く前の豆を入れる所)/35g
粉受け/55g
カラー ブラウン

サイズ感は、500mlのペットボトルを少し低い高さ、横に一回り大きいイメージです。

重量は610gと少々どっしりとしている印象ですが、あまり軽すぎると豆を挽くときに不安定になってしまうので、ある程度の重量があった方が安定して挽きやすくなります。

粉受けの容量は55g、だいたい4人分くらいの豆を一度に受けることができます

セラミック製のカッターを採用しているので摩擦熱が起こりにくく、熱による豆へのダメージを抑えた本格的な使用になっている点も大きな特徴です。

コーヒーを飲む直前に挽く意味

コーヒー豆は、挽いた時点から表面積が増加するので、その分だけ空気に触れやすくなり酸化のスピードが早まります。味の劣化はもちろん、香りもどんどん飛んでしまいます。

おいしいコーヒーをなるべく長く楽しむためにも、コーヒー豆は豆の状態で保存し、飲む直前に必要な分だけ挽くのが望ましいです。

≫コーヒー豆は“劣化”する|4つの原因と長持ちさせる方法、おすすめグッズ

カリタ コーヒーミル 手挽き KH-3
カリタ(Kalita)

 

カリタ KH-3がおすすめな理由

安価でコスパがいい

コーヒーグッズの老舗であるカリタのミルが、1,790円(2019/2/15現在のAmazon価格)と非常に安く購入できる点が最大のメリットです。

他のラインナップを見てみると、安くても2,000円からはしてしまいますし、KH-3よりも安いミルも販売されてはいますが、聞いたことのないメーカーが多く少々不安があります。

品質の安心感という面では、やはりカリタやメリタ、ハリオなどそこそこ名の通ったメーカーの機器を購入する方がもちろんいいですよね。

その点、KH-3はカリタ製なので信頼度が高く、しかも安価で購入できるので「まずは自分でコーヒー豆を挽きたい」という方の入門器としておすすめです。

粗挽き~細挽きまで調整可能

調節ネジがついているので、自分の好きなメッシュ(豆の細かさ)に調整することが可能です。

エスプレッソ用の極細挽きには非対応ですが、粗挽き~細挽きの範囲で自由に変えることができます。

質感・見た目の良さ

木の質感と見た目の良さは、ミルとしてだけではなくインテリアとしても十分に楽しめます

ドリッパーなど他のコーヒーグッズと並べて置いておけば、まるで自宅の中に小さなカフェスペースを用意したような気分になれるかもしれません。

手動ならではの楽しさ

これは手動のコーヒーミルすべてに当てはまることかもしれませんが、自分の手でゆっくりと時間をかけながら、ゴリゴリと豆を挽いていくその時間こそ、手挽きの醍醐味だと思います。

電動タイプなら一瞬で挽けるので楽ではありますが、自分の手で挽く感覚と楽しさはどうしても味わえません。

お湯を沸かしている時間を使って挽けば、特にわずらわしさを感じることもありません。

何も考えずに挽いている時間や、挽いているうちにただよってくる豆の香り。コーヒーを淹れるその工程や気分までもをワンランク上げてくれるに違いありません。

 

カリタ KH-3で実際にコーヒー豆を挽いてみる

まず、ホッパー部分にコーヒー豆を入れます。

豆の量は、1人分なら12~15gを目安に、お好みで調整してください。35g以上の豆を挽く場合は、ホッパーに入りきらないので何度かに分けて投入してください。

本体をしっかりと持ち固定し、ハンドルを回して豆を挽いていきます。ホッパーと粉受けの接続部分のちょっと上、くぼみのあるところを持つと固定しやすいかもしれません。

豆を挽くガリガリという感触がなくなり、ハンドルが軽くなったら豆挽き完了です。

[aside]回す速さは、あまり速すぎると空回りしてしまうので0.5~1秒で1周程度が目安です。
1人分なら40~50秒で挽き終わるため、お湯を沸かしている時間で丁度よく挽き終わります。[/aside]

 

ホッパーと粉受けはねじ込み式になっているので、粉が飛び散らないようそっと回し開けて粉を取り出します。

上の画像のように、ホッパーの裏側(臼の部分)と粉受けの内壁部分に粉がついてしまうため、サッと掃えるミニブラシなどは必須です。

100均の絵筆等で問題ありませんが、カリタからもコーヒーグッズ用のクリーニングブラシが販売されています。

カリタ コーヒーミルブラシ
カリタ(Kalita)

メッシュ(挽き目)の調整方法

ハンドルの支点についているトップねじを回して取ると、ハンドル、ストッパー、ワッシャーの順番で取り外すことができます。

さらに分解することもできますが、メッシュの調整をする目的のみならここまで外せば大丈夫です。

 

ホッパー側についている歯車型をしたねじ、画像でいう赤丸部分を回すことでメッシュを調整することができます。

時計回りに回すほど細挽きに、反時計回りに回すほど粗挽きになります。

 

最も粗挽きに調整するとこのくらい、

 

最も細挽きに調整するとこのくらいになります。

柔軟にメッシュをコントロールできるので、自分の好みのメッシュを探すことはもちろん、豆に合わせてメッシュを調節して使うことも可能です。

 

カリタ KH-3の気になるポイント

ホッパーから豆が飛び出やすい

ホッパー部分にふたがないので、挽いているうちに豆がはじかれて外に飛び出てしまうことがあります。

そこまでたくさんの豆が飛び出るわけではない(1~2個程度)ですし、ゆっくり回せばある程度は予防できますが、気になる人は気になるかもしれません。

メッシュに多少のばらつきがある

より高価な上位モデルと比較すると、やはりある程度は出来上がるコーヒー粉のメッシュにばらつきがあります

メッシュがそろっていないと出来上がるコーヒーの味にも少なからず影響があるため、よりこだわるならばメッシュにばらつきの少ない上位モデルを購入するのがおすすめです。

とはいえ十分実用できるレベルなので、まずはKH-3で試してみて、気になるようであれば買い替えを検討するなどでも問題ないかもしれません。

水洗いできない?

ホッパー、粉受けともに木製の部分があるので、洗剤を使っての水洗いはおすすめしません。

もちろん水洗いすることはできますが、木の内部まできちんと乾燥させないとカビや細菌が繁殖しやすくなってしまいます。水洗いで塗装がはげてしまった、という口コミもありました。

そうなるとかえって洗浄した意味がなくなってしまうので、使用後のメンテナンスはブラシを使ってついたコーヒー粉やカスを掃き落とすのがおすすめです。

 

挽きたてを楽しみたい方におすすめの入門器

カリタのKH-3は高級感のある見た目と使いやすさ、そしてコスパの良さから、「まずは自宅で挽きたてのコーヒーを楽しんでみたい」という方の入門器としておすすめです。

自分に合ったメッシュを探すのに時間がかかるかもしれませんが、それもまた楽しみのひとつです。

豆を挽くゆったりとした時間、コーヒー豆の香り、そして挽きたてのコーヒーの味わいを十分に楽しめるので、とてもおすすめなコーヒーミルです。

カリタ コーヒーミル 手挽き KH-3
カリタ(Kalita)

≫コーヒー豆の種類と特徴について

≫コーヒーの「酸味」をざっくりと理解する|コーヒーは“すっぱく”ない

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