この記事ではカフェ・コン・レチェの特徴や作り方の手順について、紹介しています。
カフェ・コン・レチェとは
カフェ・コン・レチェ(Café con leche)はスペイン語で「ミルク入りコーヒー」という意味で、その名の通り濃いめに淹れたコーヒー(主にエスプレッソ)に温めたミルクを1:1の割合で加えたものを指します。
日本ではあまり聞きなじみのない名前ですが、スペインやラテンアメリカ諸国、フィリピンなどでは定番の飲み方だそうです。
エスプレッソにホットミルクを加えた飲み物といえば、「カフェラテ」が思い浮かびますよね。カフェ・コン・レチェとカフェラテはどう違うのでしょうか。
カフェラテとの違い
まず大きく違うのが、エスプレッソとホットミルクの割合です。
カフェ・コン・レチェはエスプレッソとミルクを1:1の割合で混ぜるのに対し、カフェラテはエスプレッソとミルクが2:8ほどの割合で作るのが一般的です。
そのため、ミルクの量が少ないカフェ・コン・レチェの方がコーヒーの味が濃くなります。さらに全体の量も少なくなる(エスプレッソの2倍程度)ので、比較的小さいカップで提供されることが多くあります。
またカフェラテはイタリア生まれ、カフェ・コン・レチェはスペイン生まれという発祥地の違いもあります。
カフェ・コン・レチェの作り方レシピ
用意するもの
- エスプレッソまたは濃いめに淹れたコーヒー
- 牛乳
- (砂糖やはちみつなど)
カフェ・コン・レチェはエスプレッソを用いるので、エスプレッソを落とせる器具が必要になります。器具をお持ちの方は問題ありませんが、お持ちでない方は濃いめに落としたドリップコーヒーまたはインスタントコーヒーでも代用可能です。
より本格的につくるならば、温めた牛乳を泡立てるミルクフォーマーを用意します。通販で1000円台で購入可能ですが、100円ショップでも取り扱いがあります。
お好みで、砂糖やはちみつなどを用意しておくといいですね。
作り方
●コーヒーを抽出する
エスプレッソ、または濃いめのドリップコーヒーを抽出します。濃くドリップするには、いつもより使用する豆の量を多くし、お湯の線を細くしながらゆっくりと注ぐようにします。
●牛乳を鍋または電子レンジで加熱する
牛乳を65℃程度まで温めます。目安は、鍋で加熱する場合は鍋肌がぷつぷつと泡立つ程度、電子レンジを使う場合は500ワットで1分程度です。
温め終わったら、ミルクフォーマーで牛乳を泡立てます。泡立て方のポイントは100均ミルクフォーマーで作るカプチーノの作り方記事にて紹介していますので、あわせてご参照ください。
●カップにコーヒーと牛乳を1:1の割合で入れる
用意したカップにコーヒー、牛乳を1:1の割合で入れます。最後にミルクの泡をスプーンなどですくって液面に乗せれば、カフェ・コン・レチェの完成です。
お好みで砂糖やはちみつ、チョコレートソースなどを加えてお召し上がりください。
グラスで作れば見た目もGood
中身が見えるような耐熱グラスで作れば、ミルクとコーヒーのきれいなグラデーションを楽しむことができます。
きれいに作るコツは、まずミルクを注いでから、コーヒーをスプーンやマドラーを伝わせるようにしてゆっくりと注ぎます。最後にミルクの泡を液面に乗せれば、3層仕立ての美しいカフェ・コン・レチェになりますよ。