大阪の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店・SOT COFEE ROASTER(SÖT COFEE ROASTER)から、春夏にぴったりのコーヒー豆4種セット「SOT BOX 2021 SS」が登場。
さっそく試してみましたが、浅煎りで仕上げられた個性豊かな豆のジューシーな酸味と、みずみずしい口当たりを楽しむことができ、コーヒーの個性・酸味・甘味をはっきりと感じられました。
贅沢な味わいは、浅煎り好きの方にはもちろんのこと、これから浅煎りを探求してみたい方にもおすすめです。特に酸味が苦手だと思う方に、ぜひ飲んでもらいたい。きっと驚くはず。
SOT COFFEE ROASTERについて
SOT COFFEE ROASTER(ソットコーヒーロースター)は、大阪にある自家焙煎のスペシャルティコーヒー専門店。
「SÖT」は、スウェーデン語で「甘い」を意味するそう。苦味がフォーカスされがちなコーヒーですが、果実としての”甘さ”や”個性”をもっと楽しんでもらいたいという思いのもとで焙煎・販売をされています。
豆の個性をはっきりと感じられるようあえて浅煎りで、取り扱う豆も SCAA※ 80 点以上のスペシャルティコーヒー、またはそれと同等の高品質なもののみを使用しています。
生産過程での品質管理も徹底されており、1杯のコーヒーに対する丁寧なこだわりがはっきりと感じられます。
※ SCAA…コーヒーの品質を客観的に管理する団体。カッピングテストで80点以上がスペシャルティコーヒーと呼ばれる(流通しているコーヒーの全体の5%程度)。
SOT BOX 2021 SS
そんなSOT COFFEEから、ギフトボックス「SOT BOX 2021 SS」が登場。
テーマは『新緑萌える初夏』。ジューシーな酸味とみずみずしいクリアな苦味を味わえる、まさに春夏にぴったりのコーヒー豆が4種類入っています。
「アナエロビック」という比較的新しい精製プロセスでつくられたコーヒーも含まれているので、コーヒー業界の進展をより深く感じることができるのも期待できるポイントです。
SOT BOX 2021 SS限定のプレミアムな豆も。
エチオピア グジ ウラガ ゴモロ G1
風味 | ブラッドオレンジ、シトラスピール、チョコレート |
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生産国 | エチオピア |
地域 | グジ ウラガ ゴモロ |
農園 | 小規模農園 |
品種 | エチオピア 在来種 |
標高 | 2,200-2,300m |
精選方法 | ナチュラル |
焙煎度 | ライトロースト |
このように、パッケージに風味や地域、農園、標高など細かく情報が記載されています。とても丁寧に品質管理をされている印象ですね。
レモングラスのような爽やかな風味が特徴的。後口には、チョコレートのようなまろやかな甘さを感るとのこと。
ボリビア エレナママニ アソルーベン
風味 | ブラッドオレンジ、シトラスピール、チョコレート |
---|---|
生産国 | エチオピア |
地域 | グジ ウラガ ゴモロ |
農園 | 小規模農園 |
品種 | エチオピア 在来種 |
標高 | 2,200-2,300m |
精選方法 | ナチュラル |
焙煎度 | ライトロースト |
シトラスのジューシーな酸味とハニーの甘い余韻が特徴。
ブラジル グアリロバ アナエロビック(ダブルアナエロビック)
風味 | レモングラス、ライム、ジンジャー |
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生産国 | ブラジル |
地域 | ミナスジェライス州サントアントニオ |
農園 | グアリロヴァ |
品種 | イエローカトゥアイ |
標高 | 920-1,050m |
精選方法 | ダブルアナエロビックファーメンテーション |
焙煎度 | ミディアムライトロースト |
2016 年 COE Brazil Naturalsで1位の受賞経験があるコーヒー農園のブラジル。
アナエロビック(嫌気性発酵)という、酸素に触れない状態で活動することができる微生物の働きで発酵を行う比較的新しいプロセスで作られています。
なかでもこちらは、コーヒーチェリーを天然酵母で一定期間密閉発行させた後、さらに天然酵母を加えて貯蔵する「ダブルアナエロビック」というプロセスが取られています。
柑橘、ナッツの心地よい香り。レモングラス、ライム、ジンジャーのジューシーなフレーバーが楽しめます。
ブラジル ブルボン アマレロ アナエロビック
風味 | アセロラ、さくらんぼ、ナッツ |
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生産国 | ブラジル |
地域 | ミナスジェライス州 ボンスセッソ |
農園 | ボンジャルディン |
品種 | ブルボン アマレロ |
標高 | 1,000-1,100m |
精選方法 | アナエロビックファーメンテーション |
焙煎度 | ミディアムロースト |
こちらも、アナエロビックによって精製されたコーヒー豆。
爽やかな柑橘系の香りとさくらんぼ、アセロラのようなジューシーさ、ナッツのようなまろやかな甘みが特徴的です。
淹れて飲んでみた
「エチオピア グジ ウラガ ゴモロ G1」をさっそく淹れてみます。
ふっくらとした形が美しい。比較的浅めな煎り具合で、ムラのないきれいな見た目をしています。
中挽きくらいで。
浅煎りならではの個性を存分に引き出すために、沸騰したての熱湯を使って、短時間で抽出します。
苦味や渋味の成分は抽出の後半に出てきやすいので、それらが出てくる前に抽出を終えるのが目的。
ハリオやフラワードリッパーなどの円錐形ドリッパーの方がお湯の抜けが早くなるので、おすすめです。
低い温度だと成分がしっかりと出きらないことがあるので、高温のお湯で抽出効率を上げてあげるのもポイント。
完成。透き通った色味がとてもきれい。
味は、柑橘系のようなフレッシュな酸味と、まろやかな甘味がはっきりと感じられます。驚くほど爽やかでみずみずしい風味。
いやな”酸っぱさ”はまったくなく、まさに100%フルーツジュースを飲んでいるよう。コーヒーの酸っぱさが苦手な方にぜひおすすめしたい、本当の酸味が味わえると思います。
まとめ
Webサイトやパッケージに豆の産地や農園、標高などまで本当に事細かに記載されているので、とても丁寧で信頼のおける焙煎店だと感じました。それでいてコーヒーの味も本当においしい。
やはり浅煎りがとても印象的で、コーヒーの果実感・フレッシュ感をそのまま1杯のコーヒーに閉じ込めたような、そんな味わいを楽しめるコーヒー豆セットでした。
今どきのコーヒーの味・雰囲気を楽しめるので、コーヒー通の方はもちろんのこと、これからコーヒーを知っていきたい方にもおすすめです。もちろん、このボックスの他に単品販売もあります。
最高級・最高品質のスペシャルティコーヒー、みなさんもぜひ試してみては。