ブルンジ産のコーヒーについて耳にしたことがあっても、「ブルンジ」と聞いて場所にピンとくる方は、あまり多くはないかもしれません。
ブルンジはアフリカにある国で、最近のサードウェーブの隆盛にともない注目を集めているアフリカ産コーヒーのひとつです。
この記事では、そんなブルンジ産のコーヒーの特徴や環境、豆の味わいなどについてご紹介します。
ブルンジのコーヒーとは
そもそもブルンジは、アフリカ中央部に位置する小さな国です。ルンディ語で「ブ」は国、「ルンジ」は先住のルンディ族を表す言葉で、あわせて「ルンディ族の国」というのが国名の由来だそう。
ブルンジの北側にはルワンダ、南側にはキリマンジャロで有名なタンザニアが隣接しています。
ブルンジでコーヒー栽培がはじまったのは、まだベルギーの植民地であった1930年代といわれています。
高い標高と潤沢な雨量、火山性のミネラル豊富な土壌などコーヒー栽培に適した環境ということもあり、コーヒー産業は順調に成長し、現在でもブルンジの主要産業となっています。
日本とのかかわりも、そのほとんどがコーヒーに関するものであり、近年ではブルンジから日本への輸出総額の約95%はコーヒーであるとのことです。
ブルンジのコーヒーの特徴
ブルンジのコーヒーの栽培環境
上述の通り、ブルンジは標高、雨量、土壌などコーヒーが育ちやすい環境に恵まれた国です。そのためコーヒー豆が持ち込まれて以降、盛んに栽培が行われています。
ブルンジの主要産業であるものの、ブルンジ自体が世界最貧国に数えられていることもあり、栽培は小規模の農園で、ほとんどの工程が手作業の有機栽培となっています。
殺虫剤や農薬も使わない栽培方法であることから、生産量は少ないものの高品質なオーガニックコーヒーとして人気を博しています。
主な生産地域
- カルシ
- カヤンザ
- ンゴジ
ブルンジコーヒーは、主に上記のような地域で生産されています。
なかでもンゴジには国内のウォッシングステーション(コーヒー豆を精製する水洗式精製所)の約4分の1があるといわれ、コーヒー生産が最も盛んに行われています。
主な栽培品種はアラビカ・ブルボン種。ブルボン種の交配種であるミビリジ種やジャクソン種なども栽培されています。
格付け・グレード
ブルンジコーヒーの格付けは主に品質により定義されており、最も高品質なものから「AA」→「A」→「B」となっています。
またスクリーンサイズ(豆の大きさ)によっても評価されており、サイズが大きいほど高い評価を受けます。
ブルンジのコーヒーの味・香り
ブルンジのコーヒーは、はっきりとした爽やかな酸味と濃厚なコクが特徴的です。
キリマンジャロで有名なタンザニアの隣国ということもあり、味わいの傾向もどことなく似ています。
アフリカ産コーヒー独特の風味、甘味、香りもしっかりと持っており、重厚な飲み口であるもののすっきりと飲むことができます。
»キリマンジャロ|コーヒー豆の産地や味の特徴、おすすめの飲み方
ブルンジのコーヒーのおすすめの焙煎・飲み方
比較的浅めのミディアム~ハイローストで飲むと、ジャスミン茶のような風味・香りを楽しむことができます。
苦味も少ないので、すっきりとコーヒーを飲みたい方におすすめです。
フルシティロースト以降にすることで、チョコレートのような重厚な甘味やコクになります。
ミルクとの相性もよいので、カフェオレやカフェラテとしてもおいしくいただけます。
自分に合ったコーヒー豆をオーダーメイドできる「TAILORED CAFE online store」
- 無料コーヒー診断で自分の好みがわかる
- 12種類のスペシャルティコーヒーラインナップ
- 豆 / 粉 / ドリップバッグが選べる
- 単品購入・定期購入が可能(定期購入は10%OFF・送料無料)
「自分の好みがイマイチわからない・おすすめが知りたい」といった方におすすめなのが、『TAILORED CAFE online store』の無料コーヒー豆診断です。
簡単な質問から、自分に合ったコーヒー豆を3種類おすすめしてくれるサービス。診断結果から、そのまま購入して試してみることも可能です。
好みに合わせてコーヒー豆を提案してくれる、まさにオーダーメイドのコーヒー体験ができるこちらのサービス、おすすめです。
[kanren postid=”1977,2081″]
まとめ
ブルンジ産のコーヒーは、生産量は少なく市場に出回る機会はそれほど多くはないものの、高品質なコーヒーを楽しむことができます。
まだまだ知名度が低く、取り扱っている店も多くはないですが、もしブルンジコーヒーを見つけたときはぜひ飲んでみてください。