滴下式コールドブリュワー(水出しコーヒーメーカー)、SP10+のご紹介。
通常のコールドブリュワーとほんの少し違う、「特別な抽出フィルター」を使うことで、水出しの風味と香りをしっかりと引き出すことができるというもの。
自宅で手軽に、本格的なコールドブリューを楽しめるコーヒーグッズです。
現在はアタラシイものや体験の応援購入サービス『Makuake』で先行販売中のこちらの商品、一足先にお借りしたので使用感などをレビューしました。
コールドブリュワー SP10+
スケルトンな見た目が、シンプルでスタイリッシュな「SP10+」。
構造自体もシンプルで、基本的に3つのパーツのみでできています。
- 上部:滴下速度調節バルブ付きウォータータンク
- 中部:ステンレスメッシュフィルター付きバスケット
- 下部:フタ付きカラフェ
コーヒー粉にポタポタと水を垂らして、少しずつ抽出する「滴下式」という仕組み。効率的に抽出できるよう、縦長の形になっています。
一番下のカラフェはガラス製。ある程度の重さがあるので、置いたときにしっかりとした安定感があります。
ウォータータンクやバスケットは、プラスチック製で取り回しがとてもよいです。水を入れたり、コーヒー粉を入れたりするために取り外す機会の多いので、軽くて割れにくいのはうれしい。
「手焼きのガラス製」のフィルターによる、高い抽出効率
このSP10+の最大の特徴は、手焼きのガラスフィルターを使用していること。
従来の滴下式コールドブリュワーは、1点のみにしか水を落とすことができないものもあるので、効率的な抽出ができず、結果的に薄いコーヒーができあがってしまうことがあります。
このガラスフィルターを滴下する水とコーヒー粉の間に挟むことで、ガラスの毛細構造が1点に滴下された水をシャワーのように分散してくれるので、コーヒー粉全体に行き渡らせることが可能になるというものです。
すべてのコーヒー粉から均一に成分を抽出できるので、濃厚で風味豊かな水出しコーヒーをつくることが可能になっています。
同様の目的で、使い捨ての紙フィルターを使用しているコールドブリュワーも多いですが、紙製だとどうしても不均一な抽出効率になってしまうとのこと。
開発段階で何度も水滴の流れや拡散範囲のテストを繰り返し、最終的にできあがったのがこの手焼きのガラス製なのだそう。
SP10+を使ってみる
では早速、SP10+を使って水出しコーヒーを淹れてみます。
コーヒー豆を用意する
1回の抽出で、45~50gのコーヒー豆を使用します。挽き目は「中細~細挽き」で用意。
バスケットにコーヒー粉を入れ、蒸らす
パーツを分解して、真ん中のバスケットにコーヒー粉を入れます。
バスケットをカラフェの上に乗せ、少量の水をコーヒー粉に注いで「蒸らし」を行います。
コーヒーの抽出効率を高めるのと、滴下時にコーヒー粉が膨らみすぎることを防ぐ目的。
下にポタポタと落ちてきたら、適量のサイン。
ガラスフィルターを乗せる
ガラスフィルターの「ツルツルした面」を下にして、コーヒー粉の上に乗せます。
ウォータータンクに氷と水を入れる
ウォータータンクを取り付け、氷をたっぷりと入れます。
もちろん氷なしでも問題ないですが、夏は水が温まってしまうので、冷たい温度をキープするために入れるのがおすすめ。
水をなみなみまで注いで、フタを乗せます。
1度に最大600mlまで抽出できるので、滴下式のコンパクトコーヒーブリュワーの中ではかなり大容量な部類だと思います。
バルブをひねって抽出開始
バルブをひねって、滴下開始。
2~3秒に1滴のペースで水滴が落ちるように、調節します。
だんだんとコーヒーが抽出されていきます。
ウォータータンクの残量によって滴下速度が変わることがあるので、だいたい1時間おきくらいにバルブを確認して調節するとよさそう。
このまま3~4時間ほど待機して、抽出が完了します。
完成!
ウォータータンクの水が落ちきったら、抽出完了。
氷の入ったグラスに注げば、完成!
ゆっくりとドリップしたコーヒーは、水出しコーヒーならではのまろやかでコクのある味になりました。酸味はほとんどなく、すっきりとしているのでゴクゴク飲める。
しっかりとコーヒーの味が出ており、かといって渋みが出ているなどの「過抽出っぽさ」もないので、ガラスフィルターが絶妙に仕事してくれているのでしょう。
まとめ
こだわりのガラスフィルターの採用で、手軽なのにカフェレベルの本格的な水出しコーヒーがつくれる、SP10+。
実力もさることながら、見た目もかなりおしゃれでスタイリッシュなので、インテリアとしてもよさそう。
そして緑茶や紅茶も抽出できるそうなので、いろいろな使い方ができますね。
現在はMakuakeで先行販売中。おうち時間のクオリティをアップさせる1役になること間違いなし。みなさんもぜひ試してみては。