自宅で本格的なコーヒー豆の焙煎が楽しめる家庭用コーヒーロースター「HOME ROASTER」。
Makuakeから登場のこちらの製品、一足先にお借りしました。
使ってみた率直な感想は、コンパクトでありながら、焙煎の自由度がめっちゃ高いです。
詳しくレビューしました。
HOME ROASTER
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HOME ROASTER
全長は、27.5cm。
500mlのペットボトル(21.5cm)と比べて一回り程度大きいくらいなので、家庭用の本格的な焙煎機としては比較的小さい部類にあたると感じます。
コンパクトでありながらも、その焙煎力はパワフル。
360度回転する竜巻のような気流を起こす独自技術で、コーヒー豆が絶えず縦横にかき混ぜながら火入れできるので、焙煎ムラが起こりにくい仕組みです。
今までの小型焙煎機は、縦にかき混ぜることはできていましたが、それに加えて横にかき混ぜることも同時に行えるのが差別化ポイントです。
焙煎に挑戦!
まずは生豆の用意から。
1回に焙煎できる量は、最大70g。
これを超えてしまうと焙煎にムラができてしまったり、故障の原因になってしまったりするとのことなので注意。
今回は50gでやってみたいと思います。
生豆の状態によっては、こちらの写真のような「欠点豆」があるので、取り除いておくとよいですね。
欠点豆とは、一部が欠けている・虫食いがある・サイズが極端に違うなど状態があまりよくない豆のことで、焙煎ムラの原因になるといわれています。
上フタとチャフコンテナを外して、透明なガラスカップのようなローストコンテナの中に生豆を入れます。
ローストコンテナを本体にしっかりとはめ込んで、チャフコンテナをセット。
チャフコンテナを取り付けたら、ロック表示までねじって、ロックする。
最後に上フタをセットして、準備完了。
電源プラグをコンセントに差し込んだら、本体正面の操作ボタンを2秒ほど長押しして電源オン。
操作ボタンを回して、10秒単位で焙煎時間を設定します。
焙煎時間を決めて、操作ボタンを再度押して焙煎スタート!あとは待つだけ。
豆が絶え間なくピョンピョン飛びあがる感じでホッピングしながら、くるくると全体が回るように動きます。
下からの熱源に対して、縦にも横にも常にまんべんなく混ざり、均一に火が通るような仕組みです。
コンテナが透明で、豆の色の変化を目で見てわかるのも、すごく楽しいところです。
ちなみに、焙煎中でも操作ボタンを回せば10秒単位で時間を延ばしたり、短くしたりすることが可能。すごい!
焙煎の微調整がとてもしやすいです。
だんだんと、豆の焼けるいい香りがしてきます。
気になる音ですが、ドライヤーや掃除機くらいかな…といったところ。
全く静かというわけではありませんが、かといってうるさすぎるというわけではないです。
焙煎で出るチャフ(コーヒーの薄皮)は、熱風に吹き上げられて上にたまっていくような感じです。
設定した焙煎時間が過ぎると、自動で冷却が始まります。
ディスプレイの数字左側に雪結晶マークがついていれば、冷却中の表示。
冷却が終了すると、自動で止まり、スタンバイ状態に戻ります。
冷却直後は本体が熱くなっているので、冷めるまで5~10分くらい待ってから豆を取り出します。
できたてほやほやのコーヒー豆!幸せです。
焙煎度は、シティローストくらい?焼きムラはなく、均一できれいなコーヒー豆に仕上がりました。
さっそく、飲んでみる
…さっそく飲んでみたいですが、焙煎直後はガスをたっぷり含んでいるので、2〜3日置いてから飲む方が味が落ち着いておいしくなるそう。
なので、今すぐ飲みたい気持ちを抑えつつ、数日後に淹れてみたいと思います。
…なんて我慢できるわけがないので、さっそく淹れてみます。
焙煎したてが飲めるのも、自宅で焙煎できる特権ですよね。むしろ焙煎直後のコーヒーなんてなかなか飲めないので、どんな味になるのか気になります。
というわけで、ドリップ。
さすが焙煎直後だけあって、ものすごく膨らむ。
ちょっとコントロールしづらいけど、いつもと違う感じでこれもまたワクワクする。
まず、淹れたときの香りがものすごくいい!これは焙煎したての豆ならではって感じでした。
味もすごくおいしい。たしかに若干豆っぽさというか、コクが少し物足りない気はしますが、香ばしさをダイレクトに感じるような印象のコーヒーになりました。
ここから日が経って、どう味が落ち着いていくのだろう。
焙煎してからもずっと楽しみが続く感じ、自家焙煎の醍醐味です、
使ってみた感想:いいところ
とにかく簡単。そして焙煎の自由度が高い
焙煎時間を3~25分の間で、10秒単位で調整できるので、焙煎の自由度はとても高いと思います。
上の写真のように、時間を細かく調整するだけで浅煎り・中煎り・深煎りに煎り分けることができました。
同じ生豆で、焙煎度を変えるとどんな味になるのか?どのくらいの焙煎度が一番おいしいか?をじっくり試すことができるので、自分好みの焙煎を存分に楽しめます。
ちなみに、豆を煎り分ける方法は…
下の図のように、焙煎時間をうまく選択することで狙った焙煎度にすることができます。
生豆の状態・粒のサイズや焙煎する量によって焙煎時間は変動するので、一概に「中煎りは〇分」のような断定はできないですが、「パチッパチッ」という音=”ハゼ”を基準にするとわかりやすいです。
ハゼは2回あり、1回目のパチパチを1ハゼ、2回目を2ハゼといいます。
例えば、1ハゼの終わりから2ハゼが始まる手前くらいまでで引き上げれば浅煎り(ミディアム~ハイ)、2ハゼの後半から終わりで引き上げれば深煎り(フレンチ~イタリアン)といった感じ。
後片付けがけっこう簡単
焙煎後のチャフは上部のチャフトレーに集まるので、トレーを外してそのままポイっとゴミ箱に捨てられてすごく簡単です。
そして電源コードがついた本体以外は、すべて水洗いが可能。
焙煎後はコーヒーの油分が結構つくので、しっかり洗えて清潔にできるのはいいですね。
パーツの分解も細かくできますが、シンプルな構造なので洗いやすいなーと思いました。
製品によってはパーツが細かすぎてスポンジが全然届かんみたいなことがありますが、これはそんなことなかったです。
使ってみた感想:気になるところ
1度に焙煎できる量は少なめ
1度の焙煎の最大量は70gまで。
本体自体がコンパクトであるゆえ、しょうがないところではありますが、人によっては少ないと感じる方もいるかもしれません。
焙煎に興味を持たれるのって、毎日コーヒーをよく飲まれる愛好家の方が多いと思いますので、たくさん焙煎してたくさん飲みたい!という目的意識で焙煎機を検討されているんじゃないかなと思います(私がそうです)。
1回あたり長くて20分くらいかかるので、特に焙煎する時間が限られている方にはデメリットになり得るかなと思いました。
煙・においは対策が必要
焙煎過程が深くなってくると、だんだんと煙が出てきます。
焙煎機によっては、煙を処理してくれる機能がついているものもありますが、HOME ROASTERにはついていません。窓を閉め切った状態だと、屋内にかなり充満してしまうので注意かなと思います。
対策としては、しっかりと換気を行うことにつきます。
排気口が後方側についているので、窓際で排気口を外に向けたうえで焙煎する・もしくはベランダで使用するのが今のところ良い方法かなと思います。
(上側にも排気口があるので、屋内で使う場合は多少は煙・においが屋内に残ります)
まとめ
初心者のわたしでも、数回使うだけで思った通りの焙煎具合にすることができるほど、簡単。
手回し式の焙煎機も使ったことはありますが、付きっ切りで回し続けなければいけないのはちょっと大変と思ってしまった…ので、ボタンひとつで焙煎できるのはすごく便利で扱いやすいなと感心しました。
ホント気軽に焙煎できる。
このサイズ感で、自由度高く本格的な焙煎ができるのは、すごくいい製品だなと率直に思います。
Makuakeで、4月10日まで先行販売中です。数量限定で最大45%オフで購入できるので、気になる方はお見逃しなく!
HOME ROASTER
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